次世代の歯根治療へ

歯根治療(歯の神経を抜いたり歯根の先に溜まった膿を出す処置)に用いる新しいシステム、数年前からチェックしていましたがここに来て更に画期的な進化を遂げ、医院の治療に本格導入しました。昨日は改めてその技術的な確認の為に麻布台で行われた講習に出向きました。

歯根を拡大するモーター＆バーをiPadに無線接続させて様々な情報を確認記録しながらの処置、これまで10段階以上の工程が必要だった処置がわずか３段階、時間にして1/5程度で可能になり、しかもより一層高い確実性が見込めます。患者さんの負担もその分軽くなり、通院回数も少なく済む事になります。

このシステムには来年以降も大きなバージョンアップがなされる流れが見えており、その目指すヴィジョンはITとAIが高度に医療と融合する具体的な姿であり、話を聞くだけでも高揚感を覚えるものです。

既に画像診断においてはAIの能力は名医の能力を超えていると言われており、将棋や囲碁にとどまらず、新しい治療方法の確立にも期待が寄せられています。急速に進化し続ける技術発展、歯科においても患者さんの症状〜快適さに直結するものですから、様々インプットを続けて行きたいところです。