セレックが活躍中です

新しく導入した機器”セレック”が日々活躍しています。

これは患者さんの歯に詰めたり被せたりするセラミックを設計して削り出し、最終仕上げまでをコンピューターと切削機器、電子制御の炉を使って院内で行う最新の治療スタイルを実現するシステムです。

こうやってコンピュター上で設計をし、

セラミックのブロックを切削器具にセット。

設計通りに自動で削り出しが行われます。

削り出されたセラミックを高温の炉に入れて40分程度焼成。

途中で筆で色を入れて質感を出し、艶出しを塗ったり手を加えます。

スムースに詰め物が完成しました。

これまで石膏模型を技工士に郵送して10日〜２週間程の製作期間が必要だった詰め物がほんの1時間程度で院内で出来てしまいます。もちろんコスト削減にもなりますし、自分で削ったイメージに従って設計と仕上げを行うえるのはクオリティの向上にも繋がります。（実際仕上がった詰め物は凄腕の技工士の仕事と同等以上のものになっています。）

あらゆる分野で急速に進むデジタル化はもちろん医療も例外ではなく、製作工程だけでなく診断や治療、情報管理、そしてそれらを組み合わせた驚く様な発展まで目まぐるしい進化を見せています。

こうした潮流はいずれ患者さんの治療や健康に大きく貢献していくだろうと思います。

そんな技術革新の時代を歯科医師の立場でも楽しみながら取り組んで行きたいと考えているところです。